2025.2.12
生命保険の割引まとめ|どれくらい安くなる?適用条件を徹底解説!
1. 生命保険でよくある割引の種類と適用条件
健康状態に基づく割引
生活習慣に基づく割引
契約方法に基づく割引
健康体割引
適用条件
割引率
ポイント
例:三井住友海上あいおい生命
非喫煙者割引
適用条件
割引率
ポイント
例:マニュライフ生命
インターネット割引
適用条件
割引率
ポイント
例:ソニー損保
前納割引(年払い・半年払い割引)
適用条件
割引率
ポイント
例:かんぽ生命
複数口割引(家族割引)
適用条件
割引率
ポイント
例:カーディフ生命(BNP PARIBAS CARDIF)
2. 生命保険料をさらに抑える方法
必要な補償のみを選ぶ
掛け捨て型の保険を検討する
まとめ|賢く割引を活用し、生命保険料を節約しよう!
生命保険は万が一に備えるための重要な契約ですが、「毎月の保険料が高い」と感じる人も多いのではないでしょうか?実は、生命保険にはさまざまな割引制度があり、適用条件を満たせば保険料を大幅に削減できます。 例えば、「健康体割引」や「非喫煙者割引」を活用すると、年間で数万円の節約になることもあります。また、契約方法を工夫することで追加の割引を受けることも可能です。 本記事では、生命保険の代表的な割引の種類と適用条件を詳しく解説し、さらに保険料を抑えるための具体的な方法を 紹介します。保険料を無理なく節約しつつ、しっかりとした保障を確保するために、ぜひ最後までご覧ください。
生命保険の割引制度は、大きく分けて以下の3つのカテゴリーに分類できます。
契約者の健康状態が良好な場合に適用される割引。病気のリスクが低い人ほど、保険会社の負担が減るため、優遇措置が取られます。 ・健康体割引(健康診断の結果が良好な人向け) ・身体検査で一定の基準を満たしている場合の割引(より厳格な健康基準を満たす場合) ・非喫煙者割引(一定期間タバコを吸っていない人向け)
契約者の生活習慣が安全で健康的な場合に適用される割引。病気や事故のリスクが低いと判断されるため、保険料が安くなります。 ・有料運転者割引(ゴールド免許保持者や安全運転を続けている人向け)
保険契約の手続きを工夫することで適用される割引。事務手続きの負担が少なくなるため、保険会社がコスト削減分を還元する形になります。 ・インターネット割引(オンライン契約で手続きを簡素化) ・前納割引(保険料を一括で支払うことで手数料削減) ・複数口割引(家族や個人で複数の契約をまとめる)
健康体割引 | 10~30% | 健康診断の数値が基準を満たす |
---|---|---|
非喫煙者割引 | 10~20% | 1年以上タバコを吸っていない |
優良運転者割引 | 数%~10% | ゴールド免許を取得 |
インターネット割引 | 数千円 | オンラインで契約 |
前納割引 | 3~10% | 年払い・半年払いを選択 |
複数口割引 | 数% | 夫婦や家族で同じ保険会社で契約 |
・保険会社が指定する健康診断の基準を満たす(血圧・BMI・コレステロール値など) ・生活習慣病(糖尿病・高血圧・高脂血症など)に該当しない ・心疾患や重大な病歴がない 健康状態が良好な人は、死亡リスクが低いため、保険会社としても支払う可能性のある保険金が少なくなります。そのため、健康診断の結果が良好な人には、保険料が割引される仕組みになっています。
一般的に10~30%の割引が適用されることが多く、条件によってはより大幅な割引が可能な場合もあります。
・定期的に健康診断を受け、良い数値を維持する ・生活習慣を見直し、基準をクリアできるようにする
こちらの会社の例では、血圧とBMIが基準の範囲内であれば保険料の割引が行われます。 他の会社では、これ以外に過去の病気・ケガの履歴、持病、入院通院の有無が基準になることもあります。^_^
・過去1年以上タバコを吸っていないこと ・専用の検査(尿検査など)でニコチンが検出されないこと 喫煙者は非喫煙者に比べて病気のリスクが高いため、生命保険では喫煙者と非喫煙者で保険料に差をつけることが一般的です。
多くの保険会社では10~20%程度の割引が適用されます。
・禁煙を継続し、非喫煙者割引の対象になる ・禁煙を始める場合は、保険の見直しを検討する
こちらの例では、マニュライフ生命所定の喫煙検査に合格した場合にノンスモーカー料率が適用されます。ただ注意点として受動喫煙によって検査に落ちてしまった場合は適用されない可能性があるのでご注意ください。^_^
・生命保険をインターネット経由で契約する インターネットでの契約は、保険会社にとって営業コストや事務手続きの負担が少ないため、契約者に対して割引が適用されます。
年間で数千円~1万円程度の割引が適用されることが多いです。
・インターネット契約が可能な保険会社を選ぶ ・オンライン申込時の条件を確認する
こちらの会社では、インターネットからの申込で初年度のみ月500円の割引が受けられます。このような割引は他社でもやっていることが多いため必ず確認しましょう。^_^
・保険料を「年払い」または「半年払い」でまとめて支払う 通常、生命保険の保険料は毎月払いが基本ですが、年払いにすると割引が適用されることが多いです。
3~10%程度の割引が適用される場合が多く、まとまった資金がある場合は非常にお得です。
・可能であれば年払いを選択し、保険料を抑える
こちらの会社の例では、3ヶ月分を先に納入することで割引を受けられます。多くの場合、他の会社では全期全納払いと一時払いの2種類を用意していることがあります。自分の財務状況と鑑みて使い分けましょう。^_^
・同じ保険会社で複数の契約を行う(夫婦・親子など) 家族で同じ保険会社を利用することで、契約をまとめるメリットが生まれます。
保険会社によりますが、数%程度の割引が適用されることがあります。
家族で同じ保険会社を選ぶことで、割引を活用
こちらの会社では一枚の申込書または同一の保険証券の保険契約につき、2口以上のお申し込みの場合に保険料の割引が適用されます。他の会社でも損害保険と契約することで割引を受けられる可能性があります。
生命保険の割引制度を活用することで保険料を抑えられますが、さらに節約するためには、契約時の選び方や工夫が重要です。保険の種類や加入のタイミングを適切に選ぶことで、無理なく保険料を削減しながら、必要な保障を確保することができます。 ここでは、生命保険料を抑えるためにできる具体的な工夫を紹介します。
生命保険の「本当に必要な保障」とは? 生命保険の契約では、多くの人が「念のために手厚い保障をつけておきたい」と考えがちです。しかし、過剰な保障を選ぶと、その分保険料が高額になります。 保険の本来の目的は、万が一の際に必要な経済的リスクをカバーすることです。そのため、ライフスタイルや家族構成に応じて、適切な補償額を選ぶことが重要です。 例えば、以下のようにライフステージごとに必要な保障額が異なるため、自分の状況に合った補償を選びましょう。
特約を見直して年間数万円の節約 特約を減らすだけで、月額2,000円~5,000円の保険料削減が可能なケースもあります。例えば、「先進医療特約」や「入院一時金特約」は、必ずしも必要ではない場合があります。これらを削ることで、年間24,000円~60,000円の節約につながります。
補償を選ぶ際のポイント ・現在の収入や貯蓄額を考慮して、本当に必要な保障額を見極める ・不要な特約(入院特約、先進医療特約など)が付いていないか確認する ・医療保険やがん保険と生命保険を適切に組み合わせることで、重複する保障を減らす
「掛け捨て型」と「貯蓄型」の違い 生命保険には、大きく分けて掛け捨て型と貯蓄型の2種類があります。
保険の種類 | 特徴 | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
掛け捨て型 | 一定期間の保障のみ。解約してもお金は戻らない | 保険料が安い | 満期後にお金が戻らない |
貯蓄型 | 保障+満期時の返戻金あり | 解約時に一定の返戻金がもらえる | 保険料が高い |
掛け捨て型は、満期後にお金は戻ってきませんが、その分保険料が安く設定されています。保険料を抑えるためには、掛け捨て型を選ぶのが賢明な選択肢となります。
どのくらい安くなるのか? 例えば、30歳男性が死亡保険3000万円に加入する場合の比較をしてみましょう。
保険の種類 | 月額保険料(目安) | 30年間の総支払額 |
---|---|---|
掛け捨て型(定期保険) | 3000円 | 106万円 |
貯蓄型(終身 保険) | 10,000円 | 360万円 |
上記の例では、掛け捨て型にすることで、30年間で252万円の節約が可能になります。 掛け捨て型を選ぶ際のポイント ・保険はあくまで保障と考え、掛け捨て型を選ぶ ・貯蓄は別の方法(NISA・iDeCoなど)で運用する ・必要な期間だけ保障を持てる「定期保険」を選択する
生命保険にはさまざまな割引制度があり、健康状態や生活習慣、契約方法によって10~30%の節約が可能です。例えば、健康体割引や非喫煙者割引を適用すれば、健康管理をしながら保険料を抑えることができます。また、インターネット割引や前納割引を活用すれば、契約方法を工夫するだけで負担を軽減できるでしょう。 さらに、保険料を抑えるためには、必要な補償のみを選び、掛け捨て型保険を検討することも重要です。特に若いうちに加入すれば、長期的に見て大幅な節約につながります。 生命保険は万が一に備えるためのものですが、適切に選べば、無駄なコストをかけることなく十分な保障を確保できます。自分に合った割引制度を活用し、無理なく保険料を抑えながら、家計の負担を減らしつつ安心を手に入れましょう。
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