
遺品整理の値段:業者へ依頼すべきか判断するポイントをご紹介
公開日: 2024.7.12
大切な家族をなくし、精神的にも肉体的にも疲れている中で、相続とともに大きく問題になりやすいのが遺品整理です。
故人と同居していたらそうではないかもしれませんが、別居していた家の家財を全てどうにかしなければいけないというケースも多いです。
今回はそういった方にとって、遺品整理にかかる費用と、何を基準に委託を検討すべきなのか、ポイントをご紹介いたします。
遺品整理の基本料金とその内訳
遺品整理の費用は、依頼する地域、作業の規模によって異なりますが、一般的な相場としては以下のようになります。
間取り | 費用相場 |
---|---|
1R・1K | 3万円~8万円 |
1DK | 5万円~12万円 |
1LDK | 7万円~20万円 |
2DK | 9万円~25万円 |
2LDK | 12万円~30万円 |
3DK | 15万円~40万円 |
3LDK | 17万円~50万円 |
4LDK以上 | 19万円~85万円 |
料金には、人件費、運搬費、廃棄物処理費用などが含まれます。業者によっては、これに加えてオプションサービス(特殊清掃、リフォーム、遺品の供養など)の料金が発生することもあります。見積もりを依頼する際は、どのサービスが含まれているのかを確認することが大切です。
委託を検討する基準
1. 荷物の量
2. 家の広さ
3. 時間の制約
仕事や家庭の事情で時間が取れない場合は、業者に依頼するのが現実的です。賃貸物件の場合、家賃が発生し続けるため、早急に整理を進める必要があることもあります。
4. 体力的な問題
高齢者や体力に自信がない場合、遺品整理は大変な作業です。重い家具や大量の荷物を運ぶのは体力的に厳しいため、業者に依頼するのが安全です。
5. 心理的な負担
故人の思い出の品々を整理するのは感情的に辛いことが多いため、第三者に依頼することで心理的な負担を軽減できます。
費用を抑えるための具体的な方法
遺品整理の費用を抑えるためには、いくつかのポイントを押さえておくと良いでしょう。
1. 複数の業者から見積もりを取る: 複数の業者に見積もりを依頼することで、価格やサービス内容を比較することができます。同じ作業でも業者によって費用が大きく異なることがあるため、必ず複数の見積もりを取ることをお勧めします。
現地調査に来てもらわないと正確な価格は出ない可能性が高いですが、「来てもらったのに断るのは悪いかな」とその場で契約してしまい、あとで後悔するケースも多いようです。
2. 不要品を事前に処分する: 不要なものを事前に処分しておくことで、整理作業の手間を減らし、結果的に費用を抑えることができます。運搬料が発生しない分、自治体の回収サービスを使えば格安で処理をすることも可能です。自治体の廃品回収サービスは日程を事前に調整する必要があることも多いので、早めに大きな処分品は整理してしまいましょう。
ただし、部屋の中までは取りに来てくれないなど、集積所まで自分で運び出す必要がありますので、協力してくれる人がいるかで判断するのが良いと思います。
3. オプションサービスの必要性を見極める: 特殊清掃やリフォームなどのオプションサービスは便利ですが、必ずしも全てが必要とは限りません。必要なサービスと不要なサービスを明確にし、無駄な費用を抑えることが重要です。
信頼できる業者の選び方
遺品整理を依頼する際に、信頼できる業者を選ぶことは非常に重要です。以下のポイントを参考にして、安心して依頼できる業者を選びましょう。
1. 口コミや評判を確認する: インターネット上の口コミや評判をチェックすることで、実際にサービスを利用した人の意見を知ることができます。
2. 遺品整理士の資格を持つ業者: 遺品整理士の資格を持つ業者は、専門知識と技術を持っているため、安心して作業を任せることができます。資格の有無を確認することも一つのポイントです。
3. 明確な料金体系: 料金体系が明確で、見積もり時に詳細な説明をしてくれる業者を選びましょう。不明瞭な料金設定の業者は避けるべきです。
4. 契約書の確認: 契約前に契約書をしっかり確認し、サービス内容や料金について納得した上で契約を結ぶことが大切です。
まとめ
遺品整理の費用相場や内訳について解説しました。複数業者から見積もりを取り、不要品を事前に処分し、信頼できる業者を選ぶことで、費用を抑えつつ満足のいく遺品整理ができるでしょう。検討中の方は、この記事を参考にして、計画的に準備を進めてください。
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