一人暮らしの終活、何から始めたらいい?検討すべきトピックを解説

一人暮らしの終活、何から始めたらいい?検討すべきトピックを解説

公開日: 2024.9.9     更新日: 2024.9.10

働き方などライフスタイルの変化により、一人暮らしをする人の数は年々増えています。

そこで気になってくるのが終活。終活というと、自分の子どもへの相続の準備など、家族に関連する準備のイメージが強いと思います。しかし、例えば一人暮らしで相続の相手がいない場合などは、どのような終活を行っていけばよいのでしょうか?

この記事では、家族を持たない一人暮らしの方の終活について、検討すべきトピックを解説していきます。

現在一人暮らしをしている方や、今後一人暮らしを検討している方は、ぜひ参考にしてみてください!

一人暮らしの終活は早めスタートがおすすめ!

一人暮らしの終活について考えるうえでまず覚えておいてほしいのは早めスタートがおすすめであるということです。

いつ何があるかわからないのが人生というもの。もし何かが起こってしまった際、自分が納得できるようなかたちで物事が運ぶようにするためには、終活を進めて希望を明確にしておくことが重要です。

シニア世代のイメージが強い終活ですが、50代など早いうちから準備を始め、継続して情報を調べておくことで、知識がついて後悔のない選択ができるようになるのです。

ここからは、一人暮らしの終活において検討すべきトピックを紹介していきます。

①生前整理

一番身近で手をつけやすいのが生前整理です。

生前整理を呼ぶと少し身構えてしまうかもしれませんが、日常的な整理整頓の延長線上にあるものだと捉えてみてください。

元気なうちに一つ一つの持ち物と向き合って断捨離を進めることで、いざという時の負担が減るだけでなく、すっきりと生活できるようにもなります。

また近年注目されているのがデジタル財産です。

デジタル財産とは、メールやSNSなどのさまざまなアカウントや、ネット上に保存されたデータなどのことです。こういったデジタル財産も、放置していると勝手に覗かれたり悪用されたりしてしまう危険性があります。

まずは自分のデジタル財産の全貌を把握してみるのも、生前整理の大事なワンステップですよ。

②エンディングノート

終活といえばエンディングノート、というイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。

エンディングノートも生前整理と同様に、気軽に始めることのできる終活のひとつです。

一人暮らしであるからこそ、エンディングノートで医療や介護などの希望をはっきりと示しておくことはとても重要です。

③遺言書

自分の財産の行く先を考えるうえでは、遺言書の内容を考えてみることも立派な終活になります。

家族や親族以外の相続先を検討したいという方もいらっしゃるでしょう。このような場合、例えばNPO法人や学校法人などに遺贈寄付を行うよう手配することができます。

遺言書を検討しながらこうした制度についても調べてみることで、納得のいく相続ができるでしょう。

④葬式やお墓

自分の葬式やお墓についても、すでにはっきりとしたイメージを持っている方は少ないと思います。一人暮らしの場合、先祖代々のお墓に入らないケースも多いでしょう。

そのため、自分はどのような葬式やお墓を望んでいるのか、まずは希望を明確にしてみることが大切です。

また葬式やお墓は、生前から契約を結ぶことができるプランも多いです。こうしたプランについても調べてみることで、より具体的にイメージすることができるでしょう。

⑤身元保証人

身元保証人は、入院や施設への入居時に必要になります。しかし一人暮らしの場合、身元保証人を頼む相手がいないケースもあるでしょう。

その場合は、身元保証サービスを利用することができます。サービスの利用には費用がかかるため、将来利用する可能性のある方は概要について調べてみることをおすすめします。

⑥見守り・訪問サービス

一人暮らしの場合、高齢になると重要になってくるのが見守り・訪問サービスです。

センサーで見守ってくれるサービスや、定期的に家を訪問してくれるサービスなど、さまざまな形態が提供されています。また、このようなサービスを実施している自治体も多いです。

今は元気だから必要ない!と思っても、いつか必要になったときのために、自分が住んでいる地域ではどのようなサービスを使うことができるのかを調べてみましょう。

おわりに

今回は、一人暮らしの終活でまず検討すべき6つのトピックを紹介しました。

早いうちからしっかりと終活を進めていくことで、一人暮らしでも安心して老後を迎えることができます。

この記事をきっかけに、ぜひ終活の第一歩を踏み出していただければ嬉しいです。

終活相続ナビでは個別のご相談を無料で受け付けています。ご相談に応じ提携先のご紹介も行っておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。

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