
生命保険で後悔しないために知っておきたいこと
公開日: 2024.7.30 更新日: 2025.2.3
目次
生命保険に加入して後悔するのはどんな時?
加入後に「もっと安い保険があった」と気づいた時
必要な保障が足りず、家計に負担を感じた時
家族構成の変化で保険内容が合わなくなった時
商品や保険会社を十分に比較しなかった時
生命保険に加入しないと後悔するタイミング
家族が増えた時
病気やケガで予想外の医療費が発生した時
老後の生活資金に不安を抱いた時
生命保険で後悔しないためのポイント
定期的に保険内容を見直す
ライフステージごとに必要な保障額を再確認する
ファイナンシャルプランナーに相談して最適なプランを選ぶ
公的保障とのバランスを考える
保障額を適切に算出する
保険料と家計の負担を調整する
「がん保険」「団体信用生命保険」で後悔しないためには?
がん保険
団体信用生命保険(団信)
がん保険や団信の見直しポイント
生命保険でよくある質問
Q. 独身でも生命保険は必要?
Q. 保険料が高いと感じたら、どう対策すればよい?
Q. 保険解約時に後悔しないためのポイントは?
まとめ
生命保険は、私たちの生活の中で重要な役割を果たします。病気や事故、そして万が一の事態に備えることで、私たちや家族の生活を守る安心を提供してくれる存在です。しかしながら、生命保険に加入したあとで「失敗した」「もっと良い選択があったはず」と後悔する人も少なくありません。
その理由の多くは、契約時に十分な情報収集や理解をせず、自分に合わない商品を選んでしまったことにあります。例えば、保険料が高額すぎて家計を圧迫したり、必要な保障が足りずに困るケースが挙げられます。
この記事では、生命保険に関する失敗や後悔の原因を深掘りし、それを防ぐための方法を具体的に解説します。特に、ライフステージや家族構成の変化に対応した選び方、または契約後の見直しの重要性についても触れながら、生命保険を賢く利用するためのヒントを提供します。
生命保険に加入して後悔するのはどんな時?
加入後に「もっと安い保険があった」と気づいた時
生命保険を契約したあとで、「同じような保障内容なのにもっと安い保険があった」という事実に気づき、後悔するケースは少なくありません。これは、多くの場合、契約前に十分な情報収集をせずに決めてしまったことが原因です。
例
Aさんは子どもの教育費を意識し、将来の学費に備えた保険に加入しました。しかし、後になって友人から同じような商品で保険料が月々2,000円安いプランがあることを聞きます。年間で24,000円、10年で24万円の差額が生じる計算です。この金額が無駄だったと感じてしまうのは当然です。
こうした失敗を防ぐためには、契約前に複数の商品を比較することが重要です。特に、近年では保険比較サイトや保険代理店を利用することで、短時間で多くの商品を比較できるようになっています。また、保険料だけでなく、保障内容や特約の有無、解約時の返戻金なども確認しましょう。
必要な保障が足りず、家計に負担を感じた時
生命保険の主な目的は、万が一の事態が発生した際に、家族が経済的な苦境に立たされることを防ぐことです。しかし、必要な保障額を正確に見積もらずに契約してしまうと、いざという時に保障が不十分であることに気づきます。
例
Bさんは月々1万円の保険料で生命保険に加入しましたが、実際に事故で入院した際に保障金額が予想以上に少なく、自己負担額が高額になってしまいました。その結果、貯金を切り崩すことになり、家計に大きな影響を及ぼしました。
一方で、過剰な保障を付けて保険料が高額になり、家計を圧迫するケースも見られます。保険料の支払いが負担になると、契約を継続できなくなり、結果的に解約してしまうことになります。解約すると、それまで払った保険料が無駄になるだけでなく、再契約時に年齢や健康状態の影響で保険料が高くなるリスクもあります。
こうした事態を防ぐためには、以下のポイントに気をつけるのがいいでしょう。
・自分や家族に必要な保障額を明確にする。
・家族構成やライフステージごとに必要な保障を計算する。
・必要以上の特約を省き、シンプルな契約内容を心がける。
家族構成の変化で保険内容が合わなくなった時
生命保険の契約内容は、契約時の状況に基づいて設計されています。しかし、人生の中で家族構成やライフイベントが変わることは避けられません。結婚、出産、住宅購入、子どもの独立など、状況に応じて必要な保障額や保険の種類も変化していきます。
例
Cさんは独身時代に加入した終身保険をそのままにしていましたが、結婚後、家族が増えるにつれて必要な保障額が増大しました。それにもかかわらず、契約内容を見直さなかったため、家族の生活費や教育費を十分にカバーできないことに気づきました。
一方で、子どもが独立した後も過剰な保障を維持しており、無駄な保険料を支払い続けているDさんのようなケースも見られます。
家族構成やライフイベントの変化に応じて、以下のポイントを確認することが大切です。
家族が増えた場合
生活費、教育費、住宅ローンの残高などを考慮して保障額を増やす。
子どもが独立した場合
生活費や教育費の負担が減るため、保障額を減らすか、保険料が安いプランに変更する。
老後を迎える場合
医療保障や介護保障に重点を置いたプランに変更する。
ライフステージごとに見直しを行うことで、保険が常に自分や家族のニーズに合ったものとなり、無駄な支出を防ぐことができます。
商品や保険会社を十分に比較しなかった時
保険商品は多岐にわたり、それぞれ特徴や料金設定が異なります。しかし、多忙な日常の中で比較が面倒と感じ、1社の提案だけで契約してしまう人も少なくありません。このような選び方をすると、自分にとって最適な保険を見逃してしまう可能性があります。
例
Eさんは住宅ローンに付随する団体信用生命保険を銀行から勧められるまま契約しましたが、後から別の保険会社でより安価な同様のプランがあることを知り、後悔しました。
保険を選ぶ際には、以下のポイントを実行しましょう。
・3社以上の保険会社の商品を比較する。
・保険料だけでなく、保障内容や特約、支払い条件を詳細に確認する。
・インターネットの比較サイトや保険代理店を活用する。
これにより、費用対効果の高いプランを選ぶことができます。
生命保険に加入しないと後悔するタイミング
家族が増えた時
結婚や出産で家族が増えると、万が一の事態が起きたときに残された家族の生活をどう守るかが現実的な課題になります。このタイミングで生命保険に加入しなかった場合、後から「もっと早く加入しておけばよかった」と後悔する人が多いです。
例
Fさんは子どもが生まれた後も生命保険の見直しを怠っていました。後日、事故に遭い一時的に働けなくなった際、保険がないために医療費や生活費をすべて貯蓄から捻出し、貯金が底をついてしまいました。このようなケースは珍しくありません。
家族構成が変わるタイミングで以下を検討しましょう。
・配偶者や子どもが生活費や教育費に困らないよう、適切な死亡保障を設定する。
・子どもが生まれた場合、教育資金に備える貯蓄型保険を検討する。
病気やケガで予想外の医療費が発生した時
病気やケガは突然やってきます。特に、入院や手術が必要になると、多額の医療費が発生し、公的保障だけでは賄えないケースもあります。生命保険や医療保険がない場合、この負担をすべて自費でまかなわなければならず、家計に大きな打撃を与える可能性があります。
例
Gさんは入院中に治療費が自己負担上限を超えることはなかったものの、差額ベッド代や通院費用が高額になり、生活費が圧迫されました。保険で補えない部分が残ることに後悔したそうです。
老後の生活資金に不安を抱いた時
老後資金を準備していない場合、将来の生活に不安を感じる人は多いです。生命保険を活用することで、死亡保障に加え、貯蓄型保険として老後資金を積み立てることも可能です。
生命保険で後悔しないためのポイント

定期的に保険内容を見直す
生命保険の契約後、最初は安心感があるものの、時間が経つにつれ「これで本当に大丈夫だろうか」と不安を感じることがあります。このような後悔を防ぐには、定期的に契約内容を見直す習慣をつけることが非常に重要です。
例えば、子どもが生まれた家庭では、教育費や生活費の負担が増えます。この場合、以前契約した保障額が足りない可能性があります。一方で、子どもが独立した家庭では、生活費が減り、過剰な保障を減らして保険料を節約する余地が生じるかもしれません。
見直しの目安は、ライフイベントが起きたとき(結婚、出産、住宅購入など)や、3年から5年ごとが推奨されています。保険代理店やFPに相談することで、客観的なアドバイスを得ながら効率的に見直しを進めることができます。
見直し時のチェックポイント
・家族構成の変化に対応した保障内容になっているか。
・保険料が家計を圧迫していないか。
・契約時から新しく登場した商品に、より良いものがないか。
ライフステージごとに必要な保障額を再確認する
生命保険はライフステージによって必要な保障額が大きく変化します。
例えば、20代の独身のときと、40代で家族を持ち子どもの教育費を考えるときでは、必要な保障が異なります。これを理解せずに同じ契約を続けていると、必要な時に保障が足りなかったり、不要な保障に無駄なお金を払ったりすることになります。
ライフステージごとの必要保障額の目安
独身時代
最低限の医療保険や、自分の葬儀費用程度の保障で十分な場合が多い。
結婚後
配偶者がいる場合、生活費を補うための生命保険が必要。共働きの場合は保障額を調整。
子どもがいる家庭
教育費や生活費をカバーするため、特に死亡保障や医療保険を重視する。
子どもの独立後
生活費が減るため保障額を減らし、老後資金を準備するための貯蓄型保険を検討。
このように、家族構成や生活の変化に合わせて保障額を調整することで、家計に無理のない範囲で必要な保険を維持することができます。
ファイナンシャルプランナーに相談して最適なプランを選ぶ
保険の選び方に悩んだときや、契約内容を見直す際には、ファイナンシャルプランナー(FP)に相談するのが有効です。FPは、中立的な立場からアドバイスを提供してくれるため、営業担当者の話だけを聞くよりも客観的で信頼性の高い情報を得られます。
例
Hさんは独身時代に定期保険に加入していましたが、結婚後にFPに相談したところ、保障額が不足していることがわかり、終身保険と医療保険を組み合わせる形で保障を強化しました。このように、専門家の意見を取り入れることで、ライフプランに合った保険選びが可能になります。
FPに相談する際のポイント
・自分の家計状況やライフプランを事前に整理しておく。
・中立的な立場のFPを選ぶ(保険商品を売り込まないFPが理想)。
・複数回の相談を通じて最適なプランを検討する。
公的保障とのバランスを考える
日本には健康保険や高額療養費制度、遺族年金などの公的保障制度が充実しています。しかし、これらだけではカバーしきれない部分があるため、民間の生命保険を利用して補完することが重要です。
例えば、高額療養費制度では医療費の自己負担上限が定められていますが、差額ベッド代や先進医療の費用はカバーされません。さらに、万が一の際の遺族年金も、家族の生活費を完全に補うには不十分なケースが多いです。こうした不足分を補うのが生命保険の役割です。
公的保障の範囲を把握したうえで、民間保険でどこを補うべきかを明確にすることで、無駄のない契約を実現できます。
保障額を適切に算出する
生命保険で後悔しないためには、自分にとって必要な保障額を正確に算出することが重要です。
以下の手順を参考に、自分に最適な保障額を計算してみましょう。
生活費
家族が現在の生活水準を維持するために必要な費用(月額×年数)。
教育費
子どもが独立するまでの学費や習い事などの費用。
住宅ローン
万が一の際に支払いが必要な住宅ローンの残高。
医療費
入院や治療にかかる予想費用(差額ベッド代や先進医療を考慮)。
この合計額が、自分に必要な保障額の目安となります。保障額を計算する際には、過剰にならないよう注意しつつ、家族の生活を守る十分な金額を確保しましょう。
保険料と家計の負担を調整する
保険料が高すぎると、生活費や貯蓄に回せるお金が減り、家計を圧迫してしまいます。一方、保険料を抑えすぎると、必要な保障が得られなくなるリスクがあります。このバランスを取ることが、生命保険を選ぶうえでの最重要ポイントです。
家計の中での保険料の目安
・収入の5〜10%を目安にする。
・教育費や住宅ローンとのバランスを見ながら設定する。
また、特約をつけすぎていないか確認しましょう。特約は便利ですが、すべてをカバーしようとすると保険料が高額になります。本当に必要な特約だけを選び、シンプルな契約内容を心がけることがポイントです。
「がん保険」「団体信用生命保険」で後悔しないためには?
がん保険
がん保険は、特定の病気に対して備える保険の代表格です。しかし、加入をためらったり、保障内容を十分に理解せず契約してしまうと、後悔につながることがあります。特に、がん治療は長期化することが多く、医療費だけでなく、生活費への影響も大きいため、適切ながん保険の選択は非常に重要です。
例
加入していなかった場合
40代の女性Iさんは健康診断でがんが見つかり、治療を受けることになりました。しかし、がん保険に加入していなかったため、手術費用や抗がん剤治療費、さらに入院中の差額ベッド代など、すべて自己負担となりました。高額療養費制度が適用されたものの、通院費や仕事を休むことで減少した収入が家計を圧迫しました。
保障が足りなかった場合
Jさんは30代のときにがん保険に加入しましたが、診断給付金が50万円しかないプランでした。治療費や通院の負担には全く足りず、家族の貯金を切り崩す事態に陥りました。
がん保険を選ぶポイント
診断給付金
一時金として支給される診断給付金は、治療の早期段階で役立つため、100万円以上のプランがおすすめです。
通院保障
がん治療は通院期間が長くなるため、通院保障が重要です。
先進医療特約
高額な自由診療に備えられる先進医療特約は、治療の選択肢を広げます。
団体信用生命保険(団信)
住宅ローンを組む際に加入が求められる「団体信用生命保険(団信)」は、ローン契約者が死亡または重度の障害になった場合にローンの残債を肩代わりしてくれる保険です。しかし、契約の際に注意を払わなければ、以下のような失敗が発生します。
例
住宅ローンを組む際に勧められるまま加入した
Kさんは、住宅購入時に金融機関から勧められた団信をそのまま契約しました。しかし、比較してみると、別の保険会社の団信は保険料が安く、さらに特定疾病(がんや脳卒中など)への保障も付いていました。後から気づき、変更が難しくなり後悔しました。
特約をつけすぎた
Lさんは、団信に多くの特約を付け、保険料が高額になってしまいました。結局、使わない特約が多く、過剰な出費となってしまったそうです。
団信を選ぶポイント
保障内容を確認
基本の死亡保障に加え、がんや心筋梗塞などに対応した特約を比較検討する。
費用を抑える
特約を必要最小限にし、過剰な負担を避ける。
他社商品と比較
銀行が提供する団信以外にも、民間の団信や別途生命保険でカバーする方法を検討する。
がん保険や団信の見直しポイント
保険契約は加入時にしっかり選んだつもりでも、ライフステージや健康状況の変化により、後から見直しが必要になる場合があります。がん保険や団信も例外ではありません。
見直し時のチェックポイント
必要な保障が足りているか
現在の医療費や家計の状況を考慮し、保障内容が十分か確認します。がん保険であれば、診断給付金や通院保障があるか、団信であれば特約が適切にカバーされているかを見直します。
保険料が負担になっていないか
特約が多すぎる場合や、過剰な保障を抱えている場合は、削減することで保険料を抑えることができます。特に団信はローン返済額に直結するため注意が必要です。
他の商品と比較
契約後も、新たに登場した保険商品が自分にとってより適切な可能性があります。定期的に市場をチェックしてみましょう。
生命保険でよくある質問
Q. 独身でも生命保険は必要?
A. 独身の場合、生命保険が本当に必要かどうかを迷う方は多いです。家族を養っていない独身者にとって、生命保険の優先度は低いと考えられることもあります。しかし、独身であっても生命保険が必要になるケースがあります。
独身者に生命保険が必要な理由
自分の葬儀費用をカバーするため
万が一のとき、親や兄弟に葬儀費用を負担させたくない場合、最低限の保障を確保しておくのが安心です。
医療保障として
生命保険には医療保障や収入保障がセットになっているものもあります。ケガや病気で働けなくなったときの収入減少に備える意味でも有効です。
借金やローンがある場合
住宅ローンや学費の返済がある場合、遺族に負担を残さないために生命保険でカバーするのは有効です。
必要が低い場合
貯蓄が十分にあり、突然の入院や葬儀費用も自己資金で賄える場合は、生命保険に加入する優先度は低いと言えます。その場合、医療保険や就業不能保険など、より特定のリスクに備える保険を選ぶのが賢明です。
Q. 保険料が高いと感じたら、どう対策すればよい?
A. 生命保険に加入したものの、保険料が家計を圧迫していると感じた場合、見直しが必要です。保険料が高いと感じるのは、過剰な保障を付けすぎているか、現在の生活水準に合っていない保険を選んでいる場合が多いです。
保険料を見直す方法
不要な特約を削除する
特約(入院保障、がん特約など)は便利ですが、不要なものを付けすぎると保険料が高くなります。自分にとって本当に必要な特約だけを選びましょう。
保障額を適切に設定する
家族構成や収入に見合った保障額を再計算し、必要以上の保障を削減することも有効です。
保険の種類を変える
定期保険に切り替えることで、保険料を大幅に減らすことが可能です。終身保険よりも安価で、必要な保障だけを提供します。
また、複数の保険商品を比較し、より保険料の安い商品に切り替えることも検討してください。例えば、インターネット保険は店舗維持費が少ないため、一般的に保険料が安い傾向にあります。
Q. 保険解約時に後悔しないためのポイントは?
A. 保険を解約する際には、慎重に検討する必要があります。解約後に後悔するケースも少なくありません。特に、解約返戻金を期待していたのに、思ったより少なくて後悔することや、保険を解約した後で必要な保障がなくなり、不安を感じるケースが多いです。
解約時に注意するべきポイント
解約返戻金を確認
貯蓄型保険の場合、解約返戻金の額は契約年数や払込期間によって異なります。特に契約から数年以内の解約では、返戻金がほとんど戻らない場合があります。
新しい保険の準備
解約後に必要な保障がなくなる場合、新たな保険に加入する準備をしてから解約を進めましょう。健康状態によっては、新たな保険に加入できないリスクもあります。
解約前に専門家に相談
解約するかどうか迷った場合、保険代理店やFPに相談することで、他の選択肢を提案してもらえる可能性があります。
まとめ
生命保険を選ぶ際には、自分や家族にとって適切な保障額と保険料のバランスを見極めることが重要です。必要以上の保障を付けると保険料が家計を圧迫しますが、保障が足りないと不測の事態に対応できません。
また、定期的な保険の見直しは、家族や自身の生活を守るために欠かせません。FPや保険代理店に相談し、ライフステージに合った保障内容を選び続けることで、後悔のない生命保険を維持していきましょう。
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