2024.12.3
「おくりびとのお葬式」とは?
「納棺師」とは?
「おくりびとのお葬式」の特徴
納棺師が中心となったサービス
遺族と故人が心静かに向き合える場を提供
低価格かつ高品質な葬儀
豊富な実績とメディアからの注目
一般的な葬儀社との比較
「おくりびとのお葬式」を深堀り
映画『おくりびと』とは?
「おくりびとのお葬式」代表 木村光希氏はどんな人?
納棺師の認定資格「認定納棺士」とは?
「おくりびとのお葬式」の葬儀プラン
会員制度「おくりびとメンバーズ」とは?
「おくりびとのお葬式」の店舗
豊平店
大谷地店
函館南店
北郷店
「おくりびとのお葬式」の評判・口コミ
安心感と満足感のあるケア
特別なひとときを作ってくれた
初めての方でも安心
「おくりびとのお葬式」で働くスタッフの声
人生で一度の大切な時間をお手伝いする場
故人様ファースト
心に残るお別れを届けられる職場
おわりに
人生で最も重要な「別れの時間」をどのように過ごすかは、遺族にとって大切な課題です。日本にはさまざまな特色を持つ葬儀社がありますが、この記事では映画『おくりびと』技術指導スタッフが手掛けた葬儀サービス「おくりびとのお葬式」に注目し、その特徴や評判などを詳しく解説します。
「おくりびとのお葬式」は、映画『おくりびと』で技術指導を行ったスタッフが手掛けた葬祭サービスです。2015年にディパーチャーズ・ジャパン株式会社運営のもと事業を開始し、現在は関東・北海道・東海地方を中心に店舗を展開しています。 特徴的なのは、『おくりびと』で描かれた納棺師の技術や精神を基にしたプロフェッショナルな対応です。納棺師の専門技術を核にした新しい形の葬儀サービスで、遺族に寄り添い、故人を心から偲ぶ場を提供しています。
納棺師とは、故人を清め、装いを整え、棺に納める「納棺の儀」を専門に行う職業です。2008年に公開された映画『おくりびと』によって広く知られるようになりました。 葬儀の流れの中で「納棺の儀」は、遺族が故人とゆっくり対面する重要な時間です。そのため納棺師の仕事は、単に故人を棺に納めるだけではありません。遺族が別れの時間を大切に過ごせるように寄り添い、故人を送り出す心の準備を支えることも、納棺師の大切な役割です。 納棺師については、以下の記事もご覧ください!
納棺師の仕事とは?その役割と意義、働き方を深掘り解説
納棺師が見積もりから火葬まで担当 日本初で唯一、見積りから火葬までを認定納棺師が担当。丁寧な納棺技術により、生前の姿を再現し、心を込めた葬儀を実現しています。 高い納棺技術 映画『おくりびと』で描かれた納棺技術を採用し、故人との最期の別れを手厚くサポートします。 納棺師全員が認定資格保持者 納棺師全員が日本納棺士技能協会(JNO)の資格『認定納棺士』を保持しており、高い品質と信頼を提供しています。
ゆとりある進行 短時間で終わる形式ではなく、家族が思い出を語り合い、故人と向き合う時間を大切にする進行を心がけています。 オーダーメイドの演出 故人の趣味や好みに合わせた葬儀を提案。好きだった花や音楽を取り入れることで、故人らしさを表現します。 地域に合わせた柔軟な対応 各地域に店舗があり、地域ごとの慣習や文化 を尊重したカスタマイズが可能です。
コスト削減の仕組み 外注されがちな納棺を自社で行うため、費用を抑えつつも高品質なサービスを提供しています。 幅広いニーズに合わせたプラン 明確な料金設定で、幅広いニーズに対応可能です。 料金の透明性 プラン料金にオプションが含まれているため、追加費用の心配がなく、安心して利用できます。
8,000件以上の葬儀実績 数多くの葬儀を手掛けた豊富な経験で、信頼される葬祭ブランドです。 多数メディアからの注目 社長の木村光希氏は、NHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」やフジテレビ「グッディ!」など、多数のメディアに取り上げられています。
一般的な葬儀社と『おくりびとのお葬式』を比較してみましょう。
一般的な葬儀社 | おくりびとのお葬式 | |
---|---|---|
担当の一貫性 | 担当者が複数人に分かれることが多く、連携不足が発生する場合もある | 納棺師が見積りから火葬まで一貫して担当し、安心できる体制 |
納棺の技術 | 納棺は外注されることが多く、技術やサービスにバラつきがある | 映画『おくりびと』で描かれた高い納棺技術を採用し、全スタッフが認定資格を保持 |
料金の透明性 | 基本プランの価格が安く見えても、オプションによって追加費用が発生しやすい | 必要なオプションが含まれた、明確なプラン料金設定 |
進行の配慮 | 時間に追われることが多く、遺族が故人とゆっくり向き合う時間が取れないことがある | ゆったりとしたスケジュールを設定し、遺族が故人と向き合い、思い出を語り合える時間を大切にしている |
カスタマイズ性 | 定型的なプランが多く、オーダーメイドの演出には追加費用がかかる場合がある | 好きだった花や音楽を取り入れるなど、故人の趣味や生前の活動を反映したオーダーメイドの葬儀が可能 |
実績 | 葬儀件数や実績が不明確な場合がある | 8,000件以上の豊富な葬儀実績 |
地域対応 | 地域の慣習やニーズに柔軟に対応できない場合がある | 各地域に店舗を構え、地域に根差した柔軟な対応を提供 |
信頼できる葬儀社の見分け方については、こちらの記事もご覧ください!
信頼できる葬儀社の見分け方とは?
『おくりびと』は、滝田洋二郎監督が手掛け、本木雅弘が主演を務めたヒューマンドラマです。主人公の小林大悟(本木雅弘)は、チェロ奏者として働いていたものの失職し、故郷に戻るなかで偶然納棺師としての仕事に就きます。当初は戸惑いを感じながらも、次第にこの仕事を通して人々の最期を見守ることの大切さに気付き、成長していく姿が描かれます。 遺体を棺に納める納棺師という職業を通じて、生と死、人生の意味を探求する物語は国内外で高く評価され、第81回アカデミー賞をはじめ、第32回日本アカデミー賞でも最優秀作品賞を含む多数の賞を受賞しました。
「おくりびとのお葬式」代表の木村光希氏は、自らも現役の納棺師です。 木村氏は1988年生まれで、『おくりびと』の技術指導を行った納棺師である父の影響を受け、幼少期から納棺の作法を学びました。大学時代には父親が設立した会社で納棺師としてのキャリアをスタートさせましたが、下請け形式から脱却した「故人と遺族に真に寄り添うサービス」を提供するために、自らの会社を立ち上げました。現在は葬儀全般を手掛ける新たなビジネスモデルを展開し、アジア各国で納棺技術指導も行うなど、国際的に活躍しています。 また木 村氏は、「納棺師」という職業の地位向上を目指し、認定納棺士を養成する「おくりびとアカデミー」、「日本納棺士技能協会(JNO)」の立ち上げを通じて、業界全体の質を底上げしています。 (参照:https://type.jp/st/feature/5514/ https://news.yahoo.co.jp/feature/523/)
日本では、平成25年10月まで納棺師に対する資格認定制度が存在していませんでした。この状況を改善するために木村氏によって設立されたのが「日本納棺士技能協会(JNO)」です。 納棺士認定試験において、納棺士として一定水準以上の技量を持ち合わせていることが認定されると資格を取得することができます。 (参照:http://www.jno.or.jp/ ) 認定納棺士については、以下の記事もご覧ください!
信頼できる葬儀社を選びたい!注目の資格「葬祭ディレクター」「認定納棺士」を詳しく解説
ここでは、「おくりびとのお葬式」の葬儀プラン(2024年12月現在)を紹介します。 表で比較してみましょう。
プラン | 価格 (会員) | 価格 (一般) | 参列人数 | 日数 | 面会・宿泊 | 特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|
直葬 | ¥95,000 | ¥132,000 | 〜5名程度 | 1日 | なし | 火葬のみ、最小限のシンプルプラン |
火葬式 | ¥150,000 | ¥220,000 | 〜10名程度 | 1日 | あり | 通夜・告別式なし、お別れ時間を確保 |
一日葬 | ¥285,000 | ¥385,000 | 10名程度〜 | 1日 | あり | 通夜なし、告別式のみ、儀式を簡素化 |
二日葬 | ¥345,000 | ¥495,000 | 10名程度〜 | 2日 | あり | 通夜と告別式を行う伝統的な葬儀スタイル |
おくりびとメンバーズは、「おくりびとのお葬式」が提供する無料の会員制度です。現在5,000名以上の会員が登録しており、安心かつ経済的に葬儀サービスを利用できるメリットがあります。以下は「おくりびとメンバーズ」の特徴です。 最大15万円の割引 通常価格から葬儀費用が最大15万円割引される特典がある 入会金・月額費用なし 入会金は無料で、月々の支払いや更新料などの費用はかからない 互助会との併用可能 葬儀費用を積み立てる互助会に加入している方でも登録可
「おくりびとのお葬式」は関東・北海道・東海地方を中心に店舗を展開しており、地域に合わせた葬儀プランを用意しています。本記事ではいくつかの店舗の概要をご紹介します。
札幌市豊平区平岸6条に位置する豊平店は、地下鉄東豊線「美園駅」から徒歩10分の好立地で、豊平区役所の向かいという分かりやすい場所にあります。 この店舗では最大100名までの葬儀に対応可能で、駐車場も20台分を完備し、必要に応じて提携駐車場も利用できます。施設内は白と茶色を基調とした明るく落ち着いたデザインが特徴で、控室は広々としたテーブル席や御座敷タイプの安置室があり、快適に過ごせる空間が整っています。キッズコーナーや宿泊設備もあり、幅広い年代の方が安心して利用できます。 利用者からは「丁寧な対応で安心して葬儀を行えた」といった声が寄せられており、親しみやすさと利便性が魅力の店舗です。
札幌市白石区南郷通に位置する大谷地店は、地下鉄東西線「南郷18丁目駅」から徒歩4分というアクセスの良さが特徴です。 2017年にオープンしたこの店舗では、最大50名まで対応可能な式場を備えていますが、少人数の葬儀にも対応可能で、柔軟なレイアウト変更ができます。1日1組限定のため、故人との最後の時間をゆっくりと過ごすことができます。また、大きなお風呂や宿泊可能な控室も完備されており、遠方からの参列者にも配慮されています。 利用者からは「清潔な施設と親切なスタッフに安心した」という評価が多く、アットホームな葬儀を希望する方におすすめの店舗です。
函館市日乃出町にある函館南店は、函館バス「啄木小公園前」から徒歩4分という便利な立地で、駐車場も70台分を完備しています。 施設は最大120名対応の「大式場」や、家族葬向けの「リリーホール」(30〜40名)、「さくらホール」(15名)といった多様なニーズに応じた式場を備えています。特にリリーホールは、大森浜の海を見渡せる窓や波の音が心地よい空間で、故人を偲ぶ時間を特別なものにします。 利用者からは「明るく綺麗な施設と温かい対応に感謝」といった声が多く寄せられています。心に残る葬儀を希望する方に最適な店舗です。
札幌市 白石区北郷に位置する北郷店は、JR「白石駅」から徒歩約24分の場所にあり、駐車場は20台分を完備しています。 施設は木目調の床と間接照明が柔らかな雰囲気を作り出し、最大100名まで対応可能な式場は少人数の葬儀にも対応可能です。キッズスペースや自由に使えるキッチン・パントリーが完備されており、自宅のようにくつろげる環境を提供しています。 利用者からは「納棺の儀が素晴らしく、対応がとても丁寧だった」との声があり、納棺師による丁寧なサービスが特に評価されています。すべてのニーズに応えられる柔軟さと高い品質が特徴の店舗です。
これらの店舗はそれぞれ異なる特徴と強みを持ちながら、共通して丁寧なサービスと遺族への配慮が評価されています。いずれも24時間365日相談可能で、地域や利用者のニーズに応じた葬儀プランを提供しています。
「おくりびとのお葬式」の評判・口コミをまとめました。
納棺の儀やお化粧に対して「若返ったように見える」「寝ているようだね」といった声が多く寄せられており、美しいお別れの場を提供する葬儀社としての評価が高いです。納棺師が直接対応することで、ご家族が安心し、「私のときもお願いしたい」との信頼につながっています。
「おくりびとのお葬式」で は、家族一人ひとりが思い出の品を手向けたり、生前好きだった音楽や物を取り入れる工夫が施されています。その結果、「お父さんの紹介がすごくよかった」「こんな温かい式は初めて」といった声が寄せられており、ただの葬儀ではなく、感謝や愛情を共有できる時間を提供していることがわかります。
「初めての葬儀で何もわからなかったけれど、とても丁寧に対応してくれた」という声も多く、親切でわかりやすい案内が支持されています。安心感を提供することで、心に余裕を持って故人を見送れると評判です。 (参照:https://www.okuribito-osousiki.com/voice/page/1)
「おくりびとのお葬式」で働くスタッフの声をまとめました。
スタッフ全員が共通して感じているのは、「おくりびとのお葬式」は単なる儀式の提供ではなく、人生最後のお別れを最高の形でサポートする場所だということです。葬儀はやり直しが効かないからこそ、故人と遺族にとって特別な時間を作り上げることを使命としています。
「おくりびとのお葬式」では、「故人様ファースト」という考えを大切にしています。納棺師が故人のケアを一貫して行い、遺族が安心して故人を見送れるように取り組んでいます。お別れの時間が、故人への敬意と愛情に満ちたものとなるよう細やかな配慮を欠かしません。
「おくりびとのお葬式」は、スタッフにとっても特別な職場です。葬儀のプロフェッショナルとしてスキルを磨く場であり、ご家族や故人様との出会いを通して深い感動を得られる仕事でもあります。「このお別れを担当できて良かった」と思える場面が数多くあり、その積み重ねがスタッフのやりがいになっています。 (参照:https://www.okuribito-osousiki.com/staff )
今回は、葬儀サービス「おくりびとのお葬式」についてたっぷり解説しました。 この記事が葬儀社選びの一助となり、大切な別れの時間を彩るための参考になれば幸いです。 (参照:https://www.okuribito-osousiki.com/ )
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