
「100日後に死ぬワニ」の続編、「100日後に死ぬ(×)ネズミ」が本日から配信開始!(「100日後に死ぬワニ」のネタバレを含みます。)
公開日: 2024.8.22
目次
こんにちは、ライターの平井です。昨日8月20日(火)に世間に大反響を及ぼした「100日後に死ぬワニ」の作者であるきくちゆうきさんのXにて続編である「100日後に死ぬ(×)ネズミ」が本日、8月21日(水)から配信されることが発表されました。100日後に死ぬワニは、2020年3月20日に完結したことから、実に4年5か月ぶりの続編発表となりました。ここで、前回の100日後に死ぬワニを振り返ってみましょう。
100日後に死ぬワニとは?
「100日後に死ぬワニ」とは、イラストレーター・漫画家のきくちゆうきさんが2019年12月12日から2020年3月20日までの間、自身のX(旧Twitter)にて毎日更新されていた4コマ漫画です。この物語は、主人公であるワニが100日後に死ぬことが読者にだけ予告されており、その日常を描いたものです。そのため、日数を重ねるごとに読者の方は「本当に死んでしまうのか」「どのように死んでしまうのか」など様々な考察が飛び交っていました。それもあり、多くのメディアも取り上げるなど大きな反響を呼びました。
100日後に死ぬワニのストーリー
ストーリーとしては、主人公であるワニが親友であるネズミなどとの日常が描かれています。それだけでなく、ワニが仕事に悩みプロゲーマーになろうとしたり、バイト先の先輩との恋愛に苦悩したりと思春期の悩みなども描かれてます。
40話付近では、失恋などもありかなり気分が落ち込んでいる描写もありますが、後半になるにつれてワニは元バイト先の先輩と付き合うなど楽しい雰囲気になっていきます。そして、そんな雰囲気のまま最終話である100日目を迎えました。
その100日目では、皆がお花見の準備をしている中、ワニが道路にいたひよこを助けるために車道に飛び出す描写とラストにネズミとのトーク履歴が描かれて、物語は終了しました。
きくちゆうきさんのコメント
きくちゆうきさんが2020年1月16日に、ORICON NEWSにて本作を再作した理由は、「『いつか死ぬ』生きているということはいつか死ぬということ。自分の『終わり』や周りの人の『終わり』それを意識すると、行動や生き方がより良い方向にいくのではないか。ワニを通してそれらを考えるきっかけにでもなればいいなと思っています。」と語っています。これが影響してなのか「100日後に死ぬワニ」には、ところどころに死を意識させる描写が存在します。
例を挙げると、3日目にひよこが道路に飛び出して引かれそうになっているところをワニが助けたり、5日目に親友のねずみが大きな事故に遭い入院したりする描写です。そのどちらとも「気をつけないと死んじゃうよ」や「人はそんな簡単に死なねーよ」などといった「死」に関連する発言がされています。
しかし、後半になるにつれ、「死」に関連する単語が使われなくなっていました。唯一88話にてワニがねずみに対して「死んだらあげる」という言葉を使った場面があるのですが、それにねずみは「冗談でもそれは言うなよ」という返信をしていました。これは、「死」という単語の意味が前半から後半にかけて重くなっているのかなと感じました。
「100日後に死ぬワニ」から得られる教訓
「100日後に死ぬワニ」からはいくつか学べる要素があります。
1.生きることの大切さ
まず、「100日後に死ぬワニ」では読者はワニが100日後に死ぬことは分かっていますが、ワニはそんなことは知らずに生きています。ここから読み取れるのは、自分たちも生きているうえではいつ死ぬのかが分からないということです。そのため、一日一日を大切にすることが重要なのだなと気づかされました。
2.死というもの
「死」というものが怖いという意識は普遍的なものだと感じます。どんなに健康な時や幸せな時でも亡くなってしまうことはあります。そのため、死を恐れるのではなく、死を受け入れて生きていくことも重要であると感じます。
100日後に死ぬ(×)ネズミの内容とは?
昨日投稿されたきくちゆうきさんのXには、「あの日何があったのか?」、「ワニは死んだのか?」などといった表記があり、「100後に死ぬワニ」の100日目に明確に書かれていなかった謎が解明されるのか期待が高まります。8月20日に「100日後に死ぬ(×)ネズミ」というストーリーが2つ公開されているのですが、1つ目はワニが死んでしまった様子、2つ目はネズミが作業中に足を滑らせて穴に落っこちてしまいそうな場面で終わってしまっています。そのため、ここからどういったストーリーが続いていくのかとても楽しみです。私としては他の4人がどのような生活を送っているのかも気になりますが、前回のタイトルとは違い「死ぬ」という単語に×がついているのがどういう意味を持っているのかとても気になりますね。
まとめ
「100日後に死ぬワニ」は、その独特な設定と日常を描く物語で多くの人々の心を捉え、生きることの大切さや「死」について考えるきっかけを与えました。そして今、4年5ヶ月の時を経て、続編「100日後に死ぬ(×)ネズミ」が始まります。前作の謎を解き明かしつつ、新たな物語を紡ぐこの作品に、多くの読者が期待を寄せています。特に、タイトルに含まれる「×」の意味や、残されたキャラクターたちの生活など、気になる点は多々あります。この新作が、前作同様に私たちに人生や死生観について深く考えさせる機会を提供し、同時に日々の生活の大切さを再認識させてくれることでしょう。「100日後に死ぬ(×)ネズミ」の展開に、今後も目が離せません。
この記事を共有
Xでシェア
LINEでシェア
Facebookでシェア